Lot No. SS14802 / MUSASHIYA PALAKA CHECK WORK JACKET

TEXT：　サンサーフ企画総括・アロハシャツ研究家中野喜啓（YOSHIHIRO NAKANO）

サトウキビ畑やパイナップル畑での労働に従事する日系移民たちを支えたワークウエア「パラカ」。ヴィンテージクロージングの中でも特に貴重なそれらのミュージアム・ピースを紐解き、現代に蘇らせているのがサンサーフの「ハワイアンワークウエア」シリーズ。

今季は1940年代後期のハワイで藤井順一商店が展開していた「ムサシヤ・ショーテン」の手掛けたパラカ・ジャケットを復刻。他社のパラカとの大きな違いは、濃紺に染められた糸を使って織り上げられた9オンスのパラカチェック生地。通常、パラカはブルーの色合いが多く、このような濃紺のパラカは希少価値が高い。フロントのプリーツや黒蝶貝のボタンなど、当時のハワイならではの独特な仕様が特徴。