Lot No. SC28190 / BLUE DENIM WESTERN SHIRT

TEXT: シュガーケーン 企画総括 福富雄一 (YUICHI FUKUTOMI)

テンガロンハットやウエスタンブーツと共に、アメリカ国内独自で発展・進化したカウボーイアイテムのひとつ、ウエスタンシャツ。このデニムシャツは、1950〜60年代のヴィンテージウエスタンシャツをベースに作られている。また、使用しているデニム生地もヴィンテージを分析し、紡績や染色から手がけて作製している。

当時、西部劇やステージコスチュームとして作られたウエスタンシャツにはフリンジやサテン生地など派手で奇抜なものも多いが、カウボーイたちのリアルな実用着としてはデニムやシャンブレー、フランネルなどの生地が好まれた。身頃や袖の縫製部分は2本針巻き縫い仕様にするなどワークウエアらしさを持つが、ワークシャツに比べてウエストが絞られているのも特徴のひとつ。

デニム生地の無地モデルだけでなく、エイジング加工を施したモデル(Lot No. SC28190H)やチェーン刺繍で装飾したモデル(Lot No. SC28373)、ディテール共通でシャンブレー生地のモデル(Lot No. SC28191)も展開する。

ベースとなっているのは1950年代、アメリカ黄金時代のワークシャツ。ロープ染色したコットン100%のインディゴ糸を力織機で織り上げた9オンスのセルビッジデニムを使用し、3本針の巻き縫い仕様、フラップ付きのポケット、丈夫な尿素ボタンなどのディテールを取り入れている。

 

 

 

 

BLUE DENIM WESTERN SHIRT

 

 

 

落馬した際に肩を保護するため、とも言われるウエスタンヨークが特徴。当時の労働中、シャツが馬具や牛の角などに引っかかった際に外しやすいよう、各部にはスナップボタンが採用されている。ボタンのパール部分は本貝を使用している(貝殻から削り出している)ので、箇所によって色や風合いに個体差がある。カフスには3個ずつボタンを使用。1着で18個ものボタンを使った贅沢な作り。前立て裏にはユニオンチケットが挟み込まれる。ステッチの下糸はタフなチェーンステッチ仕様。

 

 

SUGAR CANE

Lot No. SC28190 / BLUE DENIM WESTERN SHIRT

 

PRICE : ¥12,800 (+tax)

SIZE : S, M, L, XL

COLOR : 421A) ONE WASH