Lot No. BR15320 / ASTRONAUTS JACKET “MERCURY PROJECT FRIENDSHIP 7”

TEXT: バズリクソンズ企画総括 亀屋康弘(YASUHIRO KAMEYA)

マーキュリー計画は1958年から1963年にかけて実施された、アメリカ合衆国初の有人宇宙飛行計画である。宇宙飛行士たちはマーキュリー・セブンの名で知られ、各宇宙船には「7」で終わる名称がそれぞれの飛行士によってつけられた。計画名は、ローマ神話の旅行の神メルクリウス (Mercurius,マーキュリー) からつけられている。マーキュリー計画は後のアポロ計画に繋がり現在のアルテミス計画までの有人宇宙飛行ミッションの基礎を築いたと評価されている。このマスタードイエローのジャケットはアストロノーツ用に特別に用意された。宇宙飛行士は全て空海軍から選出され、パッチカスタムもその事実を示している。右胸には当時テストパイロットのメッカであったエドワード空軍基地パッチが装着されており、左胸のフレンドシップ7パッチはアメリカ初の地球周回飛行を成功させたマーキュリー・アトラス6号によるミッションパッチである。そのフレンドシップ7の追跡測定ステーションの役割を果たしたのがアメリカ海軍の航空母艦で世界初の原子力空母エンタープライズ CVAN/CVN-65である。左肩のXB-70パッチはアメリカ空軍の「ヴァルキリー計画」に基づき、ノースアメリカン社が開発した戦略爆撃機のミッションパッチである。最高速度マッハ3で、米国領アラスカとソビエト連邦首都モスクワの間を無着陸で往復可能な超音速戦略核爆撃機として計画された。開発はエドワーズ空軍基地で後にアメリカ航空宇宙局へ移管されているので、このジャケットのパイロットはXB-70プロジェクトにも関係していたと思われる。右肩にはマーキュリーセブンのシンボルパッチが付き、背面はエンタープライズパッチの回りにマーキュリー計画の他の有人飛行ミッションパッチ、フリーダム7、リバティベル7、オーロラ7、シグマ7、フェイス7が奢られている。

 

 

 

 

U. S. AIR FORCE / LIGHT ZONE

Type L-2 “BUZZ RICKSON’S 30th ANNIVERSARY MODEL STAFF JACKET”

 

 

 

 

BUZZ RICKSON’S

Lot No. BR15411 / Type L-2 “BUZZ RICKSON’S 30th ANNIVERSARY MODEL STAFF JACKET”

 

PRICE : ¥82,500

SIZE : 36, 38, 40, 42, 44

COLOR : 01) OLIVE DRAB